開業時から毎月予約をしてくださる患者さん^^
先月、施術にいったときに
「口内炎が全然治らないんよ」と一言。
口内炎だったら、肩こりとか
疲れから来ている可能性がありますねー!
って会話をしているときに
舌をべーと見せてください^^
とお願いしました
私たち鍼灸師は東洋医学的観点から
健康のバロメーターとして
舌をみて判断し治療をするので舌をよく見てます
患者さんがべー!としてみると
ん?ん?これって癌じゃないかと思いました。
痛さ、硬さを患者さんに聞き
私がわかるのは望診(見る)だけ。
そのときの判断で癌でないかと感じました。
なぜなら、専門学生中に病理学で
腫瘍と癌の区別についてテストや国家試験に出るので
詳しく勉強をしてきました
当時、勉強をしているときはこんな風に出会う患者さんは
いないでしょ!なんでこんな勉強をするのだろう。と
苦手ゆえの文句をいいながら勉強をしていた私(‘_’)
苦手だからこそ全然覚えられず
国家試験前までずっと勉強をしていたので
その見分け方が記憶に残っていた。
一回大きな病院(医大)とかで
診察したほうがよくないですか?
なんもなければそれでよしだと思います^^と
次の予約をして終わりました。
後日患者さんから連絡がきて
「医大にいくと舌癌の可能性があり、手術になりました
一回予約をキャンセルさせてください」と連絡はきたときに
心配もありましたが
ほっとしました。
病院にいって診察を受けたこと。
癌細胞が小さいだろうから切除にしても
最小限の大きさになるだろうと思いました。
きっと連絡をくるのは数か月後、または
もうしばらくこないかもしれないと思いましたが
術後に連絡がきました。
肩こりがすごくて今でも鍼をしてほしい!
お願いします!と連絡がきたときは
すごくうれしかった。
舌の切除も一部分で
ステージⅠだったと!
もともと仕事上、肩こりの患者さんでしたが
入院生活と、うまく今は舌が使えないので
飲み込む力もうまくできず変な場所に力が入ると。
触ってみるとパンパンでこれは緩めないと!と
会話をしながら鍼が反応するところを
どんどん刺していくことに。
鍼を刺すと分かるんです。
ここを刺してほしいという場所と
ここはそこまで必要ないよー!という
感覚が鍼先でわかります^^
なので、そいいう場所に刺すと
めちゃくちゃ効く!
なんでわかるん?と言われます(^^♪
マッサージも効きますが
鍼だと深い筋肉に届くので
かゆいところに手が届きますね♡
来月からは抗がん剤が始まるので
髪が抜けるけどよろしくね!と言われ
私も もちろんです♡と会話をしました
鍼灸師になって大事なことは
「ただ鍼を打つのではなく」
患者さんとのコミュニケーションがすべてだと^^
なんともない会話で
なにかが分かったりするので
ともかく会話を大事にしています
鍼を通じて患者さんとの健康を繋げる。
これが私の役割です^^